レベチー(LEVECHY)は怪しいと評判が悪い?メリットとデメリットを解説
レベチー(LEVECHY)は2023年に運用を開始した、不動産特定共同事業の第3・4号の許可を受けている不動産クラウドファンディングです。
「高配当・高い安全性」とうたっていますが、期待する半面どこまで本気かはかりかねる部分もあります。
なぜ、レベチーは高い安全性と高配当を目指せるのでしょうか。「レベチーは、配当が高いのでかえって心配」と悩んでいる方は、その仕組みやメリット・デメリットについて理解しておきましょう。
目次
不動産クラウドファンディング『レベチー』の特徴
レベチー(LEVECHY)はレベル違いのサービス内容を目指して2023年5月にスタートした、新しい不動産クラウドファンディングです
一般的な不動産クラウドファンディングのほとんどは不動産特定共同事業第1・2号許可事業者ですが、レベチーは不動産特定共同事業3・4号事業者として許可を受けています。
不動産特定共同事業の第3・4号の許可を受ければ、特別会社を介しての不動産運用が可能になります。そのため投資家の損失リスクの軽減や、第1・2号事業者では難しい不動産ローンを活用した高額な投資ができるのです。
詳しくは、以下の表を参考にしてください。
典型的な不動産クラファン | レベチー | |
優先劣後 | あり | あり |
信託保全 | 一部あり | あり |
倒産隔離 | なし | あり |
不動産特定共同事業とは、事業者が多くの投資家から出資を受けて集めた資金で不動産を取得・運用し、そこから発生した収益を投資家に分配する事業のことです。
不動産特定事業を運営するためには、都道府県知事の許可が必要になります。それぞれの違いについては、以下の表を参考にしてください。
第1号事業者 | 不動産特定共同事業契約(不特事業契約)を締結する主体となる事業者 |
第2号事業者 | 不特事業契約の代理もしくは媒介をする事業者 |
第3号事業者 | 特例事業者と投資家間で行う不特事業契約を、特例事業者の委託を受けて実行する事業者 |
第4号事業者 | 特例事業者と投資家間で行う不特事業契約の代理・媒介をする事業者 |
レベチーのメリット
2023年5月に運用を始めたレベチーは、「高い安全性」「高配当」をうたっています。
安全性が高く配当も高いとなれば、ぜひ使ってみたいと思うでしょう。しかし、投資では利用を決める前に、メリットやデメリットの確認が重要です。
以下では、レベチーのメリットを4つ紹介します。
- 1万円からの高額投資が可能
- 高利回りの案件がある
- 投資家が損をしないための安全策がある
- 見学会や年次レポートがあり安心して投資できる
1万円からの高額投資が可能
1万円から投資できるファンドを用意しているのも、レベチーの特徴です。
不動産投資では多くの資金を必要とし、物件の額に比例して資金も多く必要になります。また、物件を担保に金融機関から投資資金の融資を受けることもあるでしょう。
しかし、レベチーは1万円から不動産物件への投資が可能になるため、投資初心者でも気軽に不動産投資を始められます。
1万円ならお小遣いの範囲で収まるため、投資初級者が経験を積むにはちょうど良い金額といえるでしょう。
高利回りの案件がある
レベチーが用意する第1号のファンドでは、想定利回り10%前後と高い水準です。
10%前後の高配当が実現できるのは、投資家の出資金とローンで集めた資金を合わせて不動産に投資しているのが要因でしょう。
レベチーではSPC(特別目的会社)を活用したファンド運用をしています。SPCの資産を自社と切り離すことで、金融機関は対象とする事業の収益性での融資判断が可能になります。
その結果一般的な不動産クラウドファンディングと比べ、ローンを利用しやすくなるのです。
ほかのクラウドファンディングでも、法律上はローンを利用できます。しかし、一般的なクラウドファンディングには倒産隔離などの保護策がないため、金融機関は融資に慎重になるでしょう。
第3・4事業者の許可を受けたレベチーの信頼性が高いため、金融機関のローンを利用できこれだけの高利回りを実現できるのです。
投資家が損をしないための安全策がある
レベチーには投資家を守るための3つの安全策があります。
- 倒産隔離
- 信託保全
- 優先劣後
レベチーの安全策は3・4号事業にしかできないものばかりで、ほかの不動産クラウドファンディングとはまさに「レベル違い」といえるでしょう。
倒産隔離
倒産隔離で投資家の資金を不動産クラウドファンディング事業者の倒産などのリスクから切り離します。
そのため、レベチーを運営する会社の経営が行き詰まっても、SPCの所有する不動産は差し押さえになりません。
そのため、事業者の経営状態を気にせず、不動産投資に集中できます。
信託保全
レベチーは、クラウドファンディング事業者の口座ではなく、信託銀行口座の信託保全を利用して出資金などの資金を管理しています。
信託保全とは、投資家から預かった出資金や分配金などの投資家の資産と事業者の資産を分別して、信託銀行に信託し管理することです。
そのため、万が一レベチーの運営会社が倒産した場合でも、出資金や分配器は差し押さえ対象になりません。
一般的な不動産クラウドファンディングでは、投資家が出資した資金や分配金などを事業者名義の口座で管理しています。そのため不動産クラウドファンディング事業者が倒産した場合、債権者に差し押さえられる可能性があります。
差し押さえの額によっては、出資額が全額棄損するケースもあるでしょう。
優先劣後
レベチーでは損失があった場合、事業者の出資金から先に補填される「優先劣後」を採用しています。この「優先劣後」のシステムにより、投資家のリスクを低くおさえています。
「優先劣後」では、事業者も共同出資し損失が出た場合、事業者の出資分から先に損失分を補うものです。
また「優先劣後」においては、投資家と不動産運営会社が共同投資を行うこと自体に意味があります。
なぜなら投資家と運営会社が利害を一致させることで、運営会社が投資対象の不動産の価値向上やリスク回避に対して強くコミットメントする効果を、期待できるのです。
見学会や年次レポートがあり安心して投資できる
レベチーでは、投資家が安心してファンドに投資できるように、情報開示を積極的に行っています。
たとえば投資家が投資したファンドの進捗を年に一回開示し、自然災害のような想定していない事象が起きた場合も、迅速に必要な情報を開示します。
さらに投資判断の材料として、実際の不動産見学会や運営会社代表による事業についての説明、不動産業界の市況についてのセミナーなども開催予定です。
レベチーは怪しい?リスクやデメリット
いろいろとメリットの多いレベチーですが、投資である以上リスクやデメリットは避けられません。
投資はリスクを伴うものなので、慎重にデメリットを検討しましょう。
レベチーのデメリットとして、次の2つがあげられます。
- 運用期間中の途中解約はできない
- 手数料は投資家負担
運用期間中の途中解約はできない
レベチーでは不動産クラウドファンディングに投資をしたら、途中解約はできません。ファンドの運用期間が終わるまで、資金の回収はできないのです。
そのため、運用期間途中でまとまったお金が必要になっても、引き出せません。
急にお金が必要になる場合も想定して、余裕のある資金で投資しましょう。
手数料は投資家負担
口座の開設費用や維持手数料はかかりませんが、入出金の手数料は投資家負担です。入出金の手数料は少額といっても、お金の出し入れを繰り返すなら手数料もばかになりません。
しかし、GMOあおぞらネット銀行の口座宛ての出金は無料となっています。
ほかの銀行口座宛ての出金は145円の手数料がかかるため、GMOあおぞらネット銀行の口座開設を開設するのも、コストをおさえる1つの方法です。
レベチーの最新キャンペーン情報
「高配当のファンドを提供しているレベチーなら、きっと魅力的なキャンペーンがあるかも」と、期待している方もいるでしょう。
しかし残念ながらレベチーでは現在、キャンペーンは実施していません。また、レベチーがキャンペーンを実施するのかもわかっていません。
とはいえほかの多くの不動産クラウドファンディングでは、投資額に応じたキャンペーンを実施しています。もしかしたらレベチーでも、キャンペーンを実施するかもしれません。
まずは利用の登録をして、キャンペーンの情報を待ちましょう。
レベチーはどんな人におすすめ?
- 少額から始めたい人
- 高利回りを期待したい人
- リスクをおさえたい人
少額から不動産投資を始めたい方は、1万円から投資が始められるレベチーを利用してください。
また、高利回りを期待している方も、レベチーがおすすめでしょう。
レベチーでは倒産隔離を採用しているので、ローンが活用できます。投資家の資金とローンを併用して大きな物件の購入が可能になるため、高配当を目指せるのです。
さらにレベチーでは、倒産隔離・信託保全・優先劣後構造により高い安全性を確保しているため、リスクの低い投資を探している方にも向いています
レベチーは、レベル違いの安全性と高配当を兼ね備えた不動産クラウドファンディングです。資金も1万円から始められるため、不動産投資を始める際は、ぜひレベチーを選択肢に入れましょう。
レベチーの登録方法と投資開始までの流れ
レベチーの登録は、インターネットで簡単にできます。
ここではレベチーの登録方法から投資開始までの流れを、3つのステップに分けて開設します。
- 必要書類
- 登録方法
- 入出金方法
必要書類
レベチーの登録は簡単とはいえ、本人確認書類は必須です。
登録を始める前に、以下にあげるいずれかの本人確認書類画像データを用意してください。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書(平成24年4月1日以降に交付されたもの)
- 写真付き住民基本台帳カード
- マイナンバーカード(顔写真のある表面のみ)
- パスポート(住所記載欄があるもの。顔写真ページ、住所記載ページ)
- 特別永住者証明書
- 在留カード
登録方法
レベチーへの登録の前に、公式サイトにてメールアドレスやパスワード設定などの必要事項を入力して仮登録をします。
仮登録で入力したメールアドレス宛てに、URLが記載されたメールが届きます。メールに記載されたURLをクリックし、必要事項を入力してください。
次に本人確認書類の画像データをアップロードすれば、会員本登録の申請が完了です。
本登録申請後審査に問題がなければ、本人確認コードが登録のメールアドレスへ届きます。
マイページにログインして本人確認コードを入力すれば、会員登録(本登録)は完了です。
ただし、以下に該当する方は、会員登録できません。
- マイナンバーを持っていない方
- 非居住者の方
- 20歳未満
- 75歳以上
- 株式・投資信託・不動産などのリスク商品の投資経験1年未満の方
- メールアドレスを保有していない方
- 金融資産100万円未満の方
- 外国PEPs(重要な公的地位にある者)に該当する方
入出金方法
会員登録が終わればファンドを購入して入金し、ファンドの運用後に償還額を出金します。
以上の流れを「ファンド購入〜入金」と「出金」に分けて解説します。
ファンド購入~入金
マイページにログイン後「ファンド一覧ページ」へ進んでください。ファンド一覧から募集中のファンドを選び、概要・リスクを確認のうえ投資申請を行いましょう。
契約成立時に、書面および入金の案内がメールで届きます。届いたメールの内容に従って、入金してください。
入金は、メールに記載された期限までに指定の口座へ入金しましょう。入金の確認はマイページにログイン後、投資履歴一覧の入金状況より確認できます。
出金
ファンドの運用終了後に、運用状況に応じた配当金と出資金の償還額が通知されます。
出金は公式サイトマイページの「入出金」→「出金依頼」から出金申請を行ってください。
出金申請後、出金希望額から振込手数料を差し引いた金額が振り込まれます。
振込手数料は145円の負担ですが、GMOあおぞらネット銀行宛なら無料です。何度も利用する予定なら、この機会にGMOあおぞらネット銀行の口座開設も考えてください。
まとめ
レベチー(LEVECHY)は「レベル違いな安全性と高配当」をコンセプトに、2023年5月にスタートした新しい不動産クラウドファンディングです。
レベチーは不動産特定共同事業3・4号事業者の強みを活かし、倒産隔離や信託保全、優先劣後の仕組みで高配当と高い安全性を実現しています。
また、高品質なサービスにもかかわらず、1万円から投資が可能な点も大きな魅力でしょう。
「リスクを最小にして、利益を最大にしたい」そのような贅沢な望みをお持ちの方は、ぜひレベチーを選択肢の1つに入れましょう。
まずはレベチーの公式サイトを覗いて、魅力的なサービス内容を確認しましょう。